日米での治療方針の違い
アメリカでの治療はリウマチに限らず、他の慢性疾患の治療の様子を聞いていてもアグレッシブだなぁ、と感じます。副作用は二の次で、とにかく、病気を徹底的に叩こうと大胆に薬を使っていく、という印象を受けます。

それに対して日本では、いかに副作用をださずに長く治療を続けていけるかがポイントになっているように感じます。

その典型的な例がリウマチ治療でいうMTXの使い方ではないでしょうか。日本のMTX 上限は8mgですが、この量、アメリカではスタート時の量だったりします。アメリカでは7.5mgから服用を始め、徐々に増量をし、だいたい20~25mgでリウマチをコントロールするのがスタンダードな治療法となっています。

日米でこれだけ服用量に違いがあるわけですが、この日本の量ですと、確かに副作用を低く抑え、長期で使うことが可能になるのだとはおもいます。ですが、せっかくMTX レスポンダーである人でも、効果を実感することなく終わってしまうのではないかなぁ、と自分の8mg服用時の経験から思ったりしました。(8mgでは私の場合、全く効果なしでした。量を増量し、12.5mg服用+5mgのステロイドで寛解に入れました。)

でも最近、この8mgの壁も少しずつではありますが、変わりつつあるようです。私の主治医の話によると(彼女は日本に出張に行ったりと、日本のリウマチ医とも交流がある。)、日本のドクターの中にも8mg上限では意味がないということで、15mg前後まで処方するドクター達もでてきているそうです。先日、私がたまたまネットで見かけた日本のドクターも、ご自分のブログにMTX 20mgぐらいまで処方している旨、書かれていました。

***日本人は人種的に副作用がでやすい(身体も小柄だし)、ということもあるのかとおもいますが、アメリカなみの量を使用する抗サイトカイン剤はMTX よりも躊躇無く処方されているんですよね。MTX と日本人は相当相性が悪いというデータがでているのかな、などと興味があったりします。***

・・・と日米ドクターの全般的な治療方針の話から、MTX話へと話題がずれていってしまいましたが話をもとに戻しまして、、、


アメリカでの「副作用は二の次の積極的治療」を具体的に、私の経験から申しあげますと、、、

私ががこれだけMS の症状があるにも関わらず(←も~う、いい加減、シツコイ話で申し訳ないですが)、私の主治医はそんな私に抗サイトカイン剤を勧め続けました。私的にはこれ以上、MS 発病のリスクをヒュミラなどであげてしまってどうするよ?などと思っていたのですが、主治医も彼女なりの意見があるので頑として譲らず、私に抗サイトカイン剤使用の説得をし続けたのでした。その時の説得の内容が、

「MS のことは大丈夫よ。例えMS を発病してしまっても、リウマチと一緒にMS 治療も出来るリツキシマブがあるから。発病しちゃったらそのように治療プランを変えていきましょう。」

というものでした。←コレ、説得違う!?


はじめに「MS のことは大丈夫」の部分まで聞いたときに、「ふむふむ、MS のことは心配しなくてもよいのね(←発病しないのね、的な意味で。)」などとおもったものですが、最後まで話を聞き終えて、

「MS 発病、全然っ大丈夫じゃないしーーーーーーーーっ
 先生、おもいっきり他人事ぉぉぉーーーーーーーーーーっ」

・・・と、心の中で彼女に突っ込みいれまくりつつ、結局、彼女の治療に関しての意見が最終的に私もそこそこ賛同できたので(全面的にではありません)抗サイトカイン剤に踏み切ったわけですが、このことからも分かるように、

「治療する際に副作用、でちゃったら、でちゃったで、その場合には、それに合わせた対処をすればよいのだ。」

という感じで、まだでていない副作用のことを心配したり、不安におもったりするな的な考えを、アメリカの治療の中から感じ取りました。

それで、私は日米のどちらの治療法が好みかというと、どっちもどっちかな、という感じです。双方によいところがあり、双方にちょっとばかり不満な部分があるという。なのでこれからも自分の納得できる治療を主治医達と話し合いながら、見つけていきたいとおもいます。

最後に、、、MTX の服用量のことはいろいろご意見あるかとおもいます。服用量についてのご質問などは主治医にご相談くださいますよう、よろしくお願いいたします。
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by racity | 2009-04-10 12:29 | リウマチ
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