タバコとリウマチ発病の関係・・・とあるデータより
リウマチと喫煙の関係は以前から噂されていましたが、それついての報告が American Journal of Medicine に提出されていました。

詳細はこちら(英語)をどうぞ。

簡単に内容を書き出しますと、、、

Brigham and Women’s Hospital (Boston, MA)の Dr. Costenbarder とその同僚は上記の件を調べる為に、Nurses’ Health Study に参加した104000人近くの看護婦(30~55才)のデータを集めて追跡調査に入りました。この長期にわたるリサーチは1976年からスタートしました。

この調査の中、680人もの女性(平均年齢は56歳)が1976~2002年の間にリウマチと診断されました。

そこから、「非喫煙者に比べ、現在喫煙している人や過去の喫煙者はそれぞれ40%以上もリウマチを発病する確率が高い」ことが分かり、Dr. Costenbarderは「喫煙はリウマチを発病するリスクに直接関係している。」と結論づけました。

喫煙者のリウマチ発病リスクは、喫煙期間や量に関係しているようで、一日にタバコを15本以上吸う女性、そして20年以上に渡って喫煙を続けた女性に特にリスクが高くでていたそうです。

また、この喫煙によるリウマチ発病リスクは喫煙を止めれば無くなるのか、というとそうではないようで、リウマチを発病するリスクは禁煙後も20年に渡り続いていたそうです。

そしてリウマチ発病のリスクは、リウマチ因子と抗核抗体を陽性に持つ女性に、より強くあらわれていたそうです。

更に副流煙についてですが、(一般的には副流煙のほうが主流煙よりも毒性の強さが指摘されていますが)今回のリサーチからはリウマチ発病のリスクについては副流煙(親がスモーカーだったり、職場でタバコの煙にさらされている人達など)は関係していない、という結論に達したそうです。


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この追跡調査は2004年頃に一度報告提出がなされていたようで、それほど目新しい記事というわけではないようですが、最近、新たにこのリポートが提出されたようで私も読む機会がもてました。

副流煙についての部分は・・・個人的に、副流煙は実際喫煙するよりもリウマチに悪影響ありそう・・・と予想していたのでとても意外でした。この調査からはリウマチ発病のリスクとは無関係、とでていますが、あくまでこの調査からの結論であり、他の研究ではまた違った結果がだされているかもしれません。


あと、喫煙とリウマチに関する話はぴあさんここここで詳しく書かれています。
記事のみならず、前者の記事につけられているコメントも充実していて必見ですっ。また後者の記事内にリンクされている「喫煙がもたらす関節リウマチの機序が明らかに」というリポートも興味深かったです。

最後に喫煙とリウマチについて、もっと知りたいぞ!という方がいらっしゃるようならば是非、検索かけてみてください。ゾロゾロでてきますっ。
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by racity | 2006-07-03 10:46 | リウマチ
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