リウマチ医とのアポ(にてのメインな話)
以前にちらっと書きましたように、7月半ばにリウマチ医とのアポがありました。

前回のアポ時(今年の4月)、私のリウマチは少々悪化しており(しかも血管炎疑惑もあり)、このまま腫れが続くようなら抗サイトカイン剤を使おう、ということでどの薬剤を使うか決めておくようにとドクターから宿題がだされていました。というわけで、これに関する話題からアポはスタート。

まずはドクターに、「現在、自分の調子が良くなっていること。消炎鎮痛剤も使用していず、この様子ならステロイドの減量がもう1mg行けそうなこと。」を報告し、この状態で抗サイトカイン剤が必要かどうかを聞いてみました。

前回尿検査にて血管炎の有無を調べた結果が陰性だったこと(でも血管炎疑惑はまだまだ濃厚~に残ってます。)、今の私の状態が良いこと、から、今回は抗サイトカイン剤の使用は見送られました。でもって、ステロイド減量にチャレンジです。現在、4mg/日ステロイドを服用しているのを3mgに落とすことになりました。(さらにいけそうなら、1月ごとに1mg落としていきます。ダメなようならそこで減量はストップ。)



このように、今回は抗サイトカイン剤の使用には至りませんでしたが、悪化した際の対策を今のうちから考えておこうと、抗サイトカイン剤に関するいくつかの疑問も質問してみました。

彼女からはEnbrelもHumira(←レミは静脈点滴になるので選択肢から外した。)もどちらも似たような副作用&成績だから、(ネットでそれぞれの薬剤についてどちらが使いやすそうか勉強し)私の好きなほうを選びなさい、と言われていました。なんですが、実際にネットで二種の製剤を調べてみたところ、効果に若干違いがあるように見受けられ、それぞれの製薬会社がだしているデータを持参し、それについての彼女の意見を聞いてみました。

彼女曰く、それぞれのデータは、その研究に参加した患者の条件が同じではないから、そこにでているデータの差(ACR70のスコアが確か3%ほど違っていたんですが、それは)はあまり参考にならない、というか細かく気にする必要はないとのこと。しかも、ACR70のスコアが少しばかりよかったところで、そこに私が当てはまらなかったら意味はないし、そのデータに固執せずに選びなさいとのとこでした。

***余談になりますが、この辺り(↑)の話はドクターによって好み(どの治療法を最善と判断するか)があるように感じます。彼(女)らの経た経験や得ている情報(←特に所属しているネットワーク)により色々なようです。昔の私の主治医は抗TNF-αの中でもお気に入りのものがあったし、その同じオフィスにいた別のリウマチ医は好んで(昔の主治医のお気に入りとは)別の抗TNF-α剤を処方していました。***


また、以前、こちらでも話題にした「抗TNF-α剤と抹消神経炎」についても記事を見せながら質問してみました。彼女が言うには、末梢神経炎というのはややこしい病気であり、このレポートにでている因果関係については彼女は分からない、とのことでした。ただ、彼女の意見として、私の末梢神経炎の原因が血管炎によるものなら積極的な治療が必要になり、そうなると抗TNF-α剤は治療の選択肢の一つとなるそうです。

しかしそこで、彼女からハッキリと言われたのは「抗TNF-α剤はあまり使いたくない」ということでした。それは私に神経炎があるから、というのではなく、私がまだMTXの増量を20mgまで行っていないから、まずはMTXの増量を行い、それから抗サイトカイン剤とMTXの併用を行いたいのだそうです。

アメリカで抗サイトカイン剤を使用する基準ですが、

・MTX20~25mgまで服用しても(その他の抗リウマチ薬をMTXに併用しても)無効、もしくは効き目がイマイチだった患者の場合

・副作用の為、MTXが使えなかったり、その他の抗リウマチ薬が使えない患者の場合

と、なっています。


というのも、MTXの方が抗TNF-α剤よりも成績が良くて、しかも副作用も少ない、とアメリカでは位置づけられているからです。夢の新薬、として市場にでてきた抗TNF-α剤が、従来から使われているMTXよりも効果が弱い(もしくは同等)なんて、信じられませんよね。でもこれは事実です。持参した製薬会社のデータにもハッキリとでていましたし、以前参加したリウマチセミナーでもその事が言われていました。

ただMTXの量がね、20mg前後使用して、という話になるのです。で、前述したように、アメリカでは20mgのMTXの方が抗サイトカイン剤よりもはるかに安全と言われています。大胆に薬を使っていくアメリカなんですが、なぜか(日本に比べて)抗サイトカイン剤の使用は慎重になっているように見受けられます。

その一方で、薬の投与に慎重な日本では、MTXに8mgまでという上限がかけられて、それで無効だった患者に気前よく抗サイトカイン剤が処方されているようで、、、この辺りの日米における治療方針の違いが私にはとても興味深く感じられます。人種間で副作用の出方が違う、ということも耳にするので、それに絡んでこのように治療方針に違いがでてくるのか、、、私的にとても気になっています。



(・・・と話が横道にそれましたが、、、)抗サイトカイン剤の使用に消極的な(←というと、ちょっと語弊があるような気がしますが)私の主治医曰く、今の私はほぼ寛解状態なんですが、完全寛解ではないので、そこにMTXをあと2、3錠足してもみたいのだそうです。

日本の主治医が今の私を診たら、速攻、MTX減量に入りそうなところを、逆に増量案っ。そこまで徹底的にリウマチを叩くのか!的な攻撃的治療です。しかし、う~~~ん、この案には正直、悩んでしまいます。

私が以前、(←今もそうですが)治療に求めていたものは「ペンを長時間握ることが出来、ピアノがそこそこ弾けて、いざという時に15kgのモノを持ち上げられ、そして走れる身体になること」でした。え?多くを求めすぎですか(笑)?それはですね、けんけん宅には今はマシになりましたが、ちょっと前まで、家から脱走して裏藪に走っていってしまう子供がいたもので(笑)。力ずくで彼の動きを制止しなければいけない時もあったし、ピアノも療育に必要だし!ということで。(余談ですがせっかく一人はマシになったのに、結局、今ではもう一人が小型弾丸(!?)と化しているので状況は以前と変わっていず、、、この人達をひとり立ちさせるまで(そういう日がくるのか謎だけれど)、私は常に寛解状態をキープしていなければならないようです(苦笑)。)

治療の目的を達成させる為なら、ドクターの案に迷うことは(さほど)なかったと思うんですが・・・目的が達成されている今の状態で、更に薬の増量というのは、ちょっと考えてしまいます。増量したら今はそこそこ落ち着いているMTXの副作用達がガツンと襲ってくるのが想像つくし。でも、MTXをあと2,3錠足すと、ステロイドをゼロにすることが可能そうで。うーん。。。ステロイドを3mgに減量しながら体調と相談しつつ、次のアポまでに答えをだしていこうと思ってます。
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by racity | 2006-07-18 00:47 | リウマチ
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