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旅行に際して
私は最近、飛行機を使っての旅にでました。
その時のこと、今迄の経験から学んだこと、ここに記しておきたいと思います。

・旅先の空港で具合が悪くなってしまったら・・・

今回、旅にでた時に私ははじめて知りました。空港で具合の悪くなった人の為に(もしくは空港で働いている職員の為に)「walk in clinic (←予約のいらない診療所)」なるものが空港にはあったのですっ。

どこの空港にでもあるのかどうかは分かりませんが、少なくとも大きな空港(私はサンフランシスコ空港のクリニックにお世話になりました・・・)にはあるらしいです。

具合が悪くなってしまったら、空港にそのような施設があるかどうか、問い合わせてみてください。空港に診療所があるのなら、その土地のERに駆込むよりははるかに便利かと思われます。(ERは重傷患者の診察が優先になります。具合が悪いなか、やっとのおもいでERに駆け込んだものの何時間も待たされた、というのはよくある事なのです。)   更に空港の診療所では、あなたの状態によってドクターが一筆、「この健康状態で、これ以上、飛行機を使っての旅は薦められない。フライトを変更し、この地で休息することを薦める。(もしくは旅を中断し引き返すことを薦める)云々・・・」と書いてくれる場合もあります。この書類があるとフライト変更がスムーズになります。   しかし、状況によっては使えない場合もあると覚悟はしておいてください。(私の場合ですが、ドクターから一筆書いてもらったにも関わらず、ホリデー・シーズンでフライトに空きがなく、予定通りの旅程を強行することとなりました。)


・薬は余分に用意!しかも手荷物で!

これに関しては、以前、RA CITYの話題掲示板「旅に出掛けましょう!(2004年8月)」にて書き込みした通りです。ここにその一部を(少々改編し)ご紹介します。

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私も自分の経験から学んだのですが、海外に旅行に行く場合、少なくとも10日分くらいは余分に持っていかれたほうがよいと思います。
海外は(日本もそうなりつつあるかもしれませんが)2001年9月を境に、なにが起るか分からない状態です。(私は実際、テロが起こった日に飛行機を使った旅にでていました。目的地にたどり着つく前に空港が閉鎖され、右も左も分からない土地で数日間、足止めをくらった経験があります。あの時に予備の薬の大切さをいやというほど学びました。)テロ以外にも天候などの理由から空港が閉鎖されたり、交通手段がストップしてしまう事もあるかもしれません。備えるにこしたこと、ないと思います。


薬は、できればオリジナル容器や薬品名が記載されているラベルとともに、そしてドクターにリウマチのこと、その為に服用している薬(品名、服容量)についての英文書を作成してもらい、それを薬とともに持ち運ばれることをお勧めします。仮に空港で荷物検査に薬がひっかかったとしても、これでトラブル回避が出来ると思います。

そして薬は必ず手荷物に!不便かもしれませんが、薬をスーツケースの中に入れてしまうと、これを紛失した時に(荷物が紛失するなんて信じらないことですが、海外では日常茶飯事です。)薬も一緒に無くしてしまい、現地調達するほかありません。

現地調達できるものはいいですが、国によっては日本では普通に使えるモノも認可されていなかったりします。(もしくは過去には使われていたけれど、すでに製造中止になっていたりするものもあります。例えば「リマチル」「シオゾール」などはアメリカでは手に入りません。)仮に調達可能な国だとしても、保険システムの違いにより、手にいれることが難しいことが予想されます。

・・・というわけで、「手元に、多めに、説明書とともに」が、海外旅行へ薬を持参する際のキーワードになるかと思います。

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空港内では航空会社による車椅子のサービスもあるようです。
詳しくはRA CITYの「リンク集」の中にある、「リウマチを知る上で役に立つサイト」の「出かける、道具を探す」をご覧ください。
by racity | 2006-02-25 12:44 | リウマチ
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