アメリカで血液検査を受ける時、ドクターのオフィスに検査の設備がある場合はそこで受けることになり、無い場合は他所の独立した検査所で受けることになります。
(どちらの場合もドクターからの検査依頼書が必要になります。) リウマチ患者は皆さんもご存知のように、副作用と炎症のチェックの為、1~3ヶ月ごとに同じ項目の検査を繰り返し受けることになるんですが・・・このように慢性疾患の患者が同じ検査項目を定期的に受ける場合、「standing order」の依頼書を用意してもらうと便利です。 普通の依頼書は、一度検査を受けたらその依頼書を再び使うことは出来ませんが、「standing order」にしてもらうと、6ヶ月以内なら何度でも(ドクターが指示した頻度で)一つの依頼書を使って検査を受けることが出来ます。 依頼書には「これがstanding orderであること」と「何ヶ月おきに検査を受けるべきか」を書いてもらいます。←このあたりのことは、こちらが何も言わなくてもリウマチ医の方で依頼書を用意し、検査についての説明してくれると思います。 さて、ここからがポイントとも言うべき、その依頼書を使う際の注意事項なのですが・・・ 検査時に窓口で受付する際に、検査依頼書が「standing order」であることを、念を押しておくとよいと思います。・・・というのも、「standing order」と依頼書に書いてあっても、検査所の受付の人がその部分を見落として、かってに依頼書を処分してしまう時があるからです。(←患者がそこまで気をまわさなければならんのか~って感じですが、でも私、過去にそれをされて面倒なことになったもので、気をつけておいたほうがよいかと。。。)そして書類は次回に必要になるので、検査終了後、返してもらって手元にキープしておいてください。 検査後の注意事項ですが・・・ 検査所は検査結果をドクターに送る義務がありますが、検査所のミスで結果がドクターの元に届いていない場合があります。 なので、検査を終えて1週間したら病院のオフィスに連絡を入れて「○月○日に□□□検査所にて血液検査(もしくはX-ray等)を受けたけれど、結果はドクターの元に届いているか?」ということ、確認したほうがいいかもしれません。届いていない場合は、ドクターの秘書か受付の人に、検査所に連絡入れて結果を送ってもらうよう、お願いしてください。 ドクターは、送られてきた検査結果には目を通しますが、手元に届かなかった結果には注意を払っておらず、よって、その検査結果に異常がでていても、検査所のミスでその結果がドクターの元に届かなければ見過ごされてしまうことになるのです。(ドクターは緊急で重要な検査依頼書をだした場合は「患者が受けた検査の結果が届かない」ということに関して注意を払ってくれますが、その他のものに関しては無関心に近い(?)状態です。) 私は元・現主治医ともに、検査結果がドクターの元に届いていないというトラブルに幾度か遭遇しました。(つい最近も、白血球の異常がでた時にこれをやられて参りました。) これは、たまたま私の運が悪かったからなのか、、、それとも私の地域の特色(?)なのか、、、はたまたアメリカ全土でこういう状況なのかは分かりませんが、とにかく注意するにこしたことはないと思うので、頭の片隅にでもこのあたりの事情、留めておかれるとよいかと思います。
by racity
| 2006-09-15 05:33
|
by racity
検索
カテゴリ
以前の記事
2022年 12月 2021年 05月 2021年 04月 2018年 05月 2015年 09月 2014年 10月 2014年 07月 2014年 04月 2013年 08月 2013年 07月 more... その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||